家づくり

3回建てなくても満足できる家を建てたいから、最初に「ふりかえり」をした。

家づくりで最初にしたふりかえりを紹介
にゃんた

『家は3回建てないと、満足できない』ってよく聞くね。

てるぼうず

満足できる家かは、建ってみて住んでみないと正解が分からないからね。

家族構成や年齢でも生活スタイルは変わるだろうしね。

家は3回建てないと、満足できないっていうけど、1回目から満足したいと思うみなさん、こんにちは「てるぼうず」です。

今回は、1回目から満足できる家を建てるために、わたし達スクラムマスター夫婦が、最初にしたことをお話ししたいと思います。

最初にしたことは、「ふりかえり」です。

にゃんた

ふりかえり?家を建てて、ふりかえるんじゃなくって?

てるぼうず

ちがうよ、家を建てる前に『ふりかえり』をしたんだ。

にゃんた

どういうこと?

なぜ「ふりかえり」を最初にしたか

ふりかえりについての詳しい説明は、また今度にします。

ここでは、ふりかえりでどういうことをするのかをとりあげます。

ふりかえりは、ことばのイメージ通りで「立ち止まって、今までがどうだったか?これからどうしたらよいか?」と冷静に考えることです。

わたしたち夫婦のシステム開発の現場でも、何回もしている作業です。ときおり作業する手をとめて、現状を見直して問題があれば改善していきます。

わたしたち夫婦は、家づくりでも『ふりかえり』をすることで以下のことを期待しました。

「ふりかえり」で期待したこと

いま住んでいる所を、自分たちが1回目に建てた家だと仮定して「満足しているところ」、「不満に思っているところ」をしっかり把握してカイゼンできれば、はじめての家づくりでも、2回目相当の経験値を持ったことになるんじゃないだろうか。

てるぼうず

なにかを始めるとき、まずは現状把握って大事ですね。

どうやって「ふりかえり」をするのか

ふりかえりの方法はいくつかありますが、いちばん自分たちになじみがあるKPTをしました。

KPTとは、Keep、Problem、Tryの略で、維持したいこと、問題であること、挑戦する事の3つに分けて考える方法です。

まず最初にKeepである『維持したいこと』を、家族で話し合って列挙します。

てるぼうず

家づくりおいて、この『Keep』が一番大事だと思うんだ。

にゃんた

なんで?

てるぼうず

『Keep』は、すでに満足しているところなので、はじめての家づくりでもKeepすれば、満足することが約束されているってことだよね。

にゃんた

なるほどね、不満に思っていて解決させたい事や、やりたい事ばかりに目がいきがちだけど、すでに満足している事も大事だね。

てるぼうず

そうなんだ。新たな家に希望することって、新しいことだけじゃなくって、すでに満足しているところも希望しないといけないんだよね。

けっこう見落としがちで「当たり前だと思ってハウスメーカーに伝えていなかったから、無くなってしまった。」ってこともあるんだよ。

わたしたちの家づくりで「Keep」したいこと

わたしたち夫婦は、まず最初にいま住んでいるところで「気に入っているところ」、「便利だなと思っているところ」、「満足しているところ」をとにかく列挙してみました。

Keepを列挙するのは一見かんたんそうなのですが、普段は気にしていないところで、当たり前と思ってしまっていることもあるので、見落としがちでもあります。実際に家の中を歩き回りながら列挙するのがおすすめです。

ただ列挙するだけでなく、なぜそれをKeepにしたいかの理由も共有できるようにしておきます。

わがやのKeep

マンションなのに、緑がいっぱい。(やっぱり緑があると癒される)

大きな公園が隣接。(開放的な空間があると癒される)

小学校と図書館が近い。(便利)

ショッピングモールも車で5分以内。(便利)

リビングの天井が(2.7mと)高い。(圧迫感がないのでリラックスできる)

共用部のダウンライト。(雰囲気もいいし、照明自体の存在感がないのがいい)

LDKからトイレが見えない。(家族がいる所と離れていると気がらく)

トイレで手洗い。(移動せずにできて便利、来客者にも)

廊下がない。(スペースを無駄なく使っている気がする)

大きめの収納。(物が散乱しないで済む)

ベランダでティータイムできる奥行。(気分転換できて良い。)

エコカラット。(おしゃれで湿気や結露が防げている気がする)

カーテンをしなくても視線が気にならないリビング(普段から空が見れる)

ー(省略)ー

にゃんた

けっこうあるね。

てるぼうず

そうなんだ、住んでいるマンションが気に入ってる証拠だね。

にゃんた

このKeepは、そのまま家づくりで実現させればいいんだよね?

てるぼうず

うん、さらに良くなるようにしてもいいかもね。

どうするかはTryの段階で考えるよ。

夫婦で列挙したところ、けっこうな数のKeepが出ました。理由は住んでいるマンションがかなり気に入っており、一戸建てを建てるつもりは当分なかったらからです。

なぜマンションを出て一戸建てに移ることになったかは、また別の機会に話したいと思います。

わたしたちの家づくりで「Problem」だと思ったこと

つぎは、今すんでいる所で「いやだな」、「不便だな」と思っていることをとにかく列挙してみました。

どうせ解決しないしと諦めてしまっていることも列挙しましょう。Problemを出す時は解決策を考えずに列挙するのがコツです。

これもProblemと思った理由も共有できるようにします。

わがやのProblem

家具など大きなモノの搬入が大変。(マンションあるある?)

狭い玄関。(家族で出かけるときに渋滞するのがイヤ)

窓のないお風呂。(暗いし、閉塞感あるし、カビも出やすい)

キッチンからリビングに声が届かない。(料理中に会話ができないのは不便)

キッチンが寒い。(エアコンの風が届かないのかな)

玄関からリビングが見える。(リビングのドアがクリアガラスだからだね)

北側の部屋が寒い、暗い。(陽が入らないから仕方がないよね)

にゃんた

Keepに比べると少ないね。

てるぼうず

そうなんだよね、あまり不満はなかったね。

にゃんた

このProblemは、新しい家ではすべて解決させるの?

てるぼうず

これもどうするかは、次のTryで決めていくよ。

今の住んでいるところの不満点は、何らかの形で建てる家で解消したいところですね。

わたしたちの家づくりで「try」かなと思ったこと

さいごに、次の住む家に向けて「やること」、「実現させること」を考えてみました。

Tryもこれまでと同様に理由も共有できるように記録します。

にゃんた

これは列挙するだけじゃなく、考えなきゃいけないから難しいね。

てるぼうず

そうだね。まずはProblemを解決させた状態を考えるといいね。本当にやるか、やらないかは別として。

にゃんた

Keepは、そのまま継続すれば、Tryしたことになるのかな?

てるぼうず

うん、Keepを継続することも家づくりでは、Tryする1つと考えた方が分かりやすいね。

てるぼうず家のTry候補

庭に木を植える。(癒しのため)

公園が隣接しているところにする。(癒しのため)

学校、図書館、お店が近い所にする。(便利だから)

リビングの天井と高くする。(圧迫感を無くす)

共用部はダウンライトにする。(雰囲気向上)

トイレはLDKから離れたところにして手洗いを付ける。(気がらく、便利)

廊下は作らない。(スペース有効活用)

広い玄関、ベランダ、大きな収納を用意する。(リラックス、散らからない)

外からリビングが見えないようにする。(リラックス)

お風呂に窓、どこかにエコカラットをつける。(解放感、リラックス)

キッチンとリビングをもっと近づける。(会話できる)

キッチンにもエアコンの風が届くようにする。(暖かくする)

リビングのドアを曇りガラスにする。(プライバシー、落ち着く)

北側の部屋には特別な暖房器具を置く。(暖かくする)

ー(省略)ー

にゃんた

けっこう簡単にTryができたね。完成だね。

てるぼうず

実はこのTryは、まだまだ完成じゃないし問題だらけだったんだよね。

にゃんた

え?そうなの?理由をみても、納得できるし、このTryをすれば満足できる家ができそうだけど。

てるぼうず

ただ単に無いより良いというTryは、危険なんだ。

視点を変えると無いままのほうがマシって時もある。

「リラックス」「癒し」「便利」「暖かく」…こういうだれも反対はしないし、その方がいいと思う、もっともらしい理由もくせ者なんだ。

Tryをどうやって決めるのか。

にゃんた

Try候補がいっぱいあるけど、Tryはどう決めるの?

てるぼうず

「Tryを具体的にしてアクションできるものにする。」ってよくいうけどね。

でもそれよりも、そのTryにどれくらいの価値があって、費用対効果がどれくらいなら良いのかを判断できることが大事なんだ。

にゃんた

価値って、どれくらい欲しいかってことかな?、費用対効果は、お金とか場所とか時間とかが、どれくらい必要なのかだよね?判断できるようになるの?

てるぼうず

うん。なのでわたしたちは、KPTを一旦中断して、インセプションデッキをつくることにしたんだ。

にゃんた

え~、中断⁉インセプションデッキ?

とりあえずTry候補ができたのですが、以下のことがハッキリしていないので、家づくりで本当にTryすることをこの時点で決めないことにしました。

Try候補の疑問点

本当にぜんぶが自分たちに必要な内容か?

ほかにもっと大事なことはないのか?

ほかの手段や方法はないのか?

優先順位は?

費用対効果に納得感はあるのか?

これらの疑問を解決するためには、じぶんたちがどのような家を建てたいのか、どれくらい何を求めているのかをハッキリさせるために、インセプションデッキを作成することにしました。

てるぼうず

じぶんたちの価値観の基準とか、何かを決めるときの指針とかがないと、ほんとうにそれが正しいかのかの判断ってできないよね。

まとめ

今回は、家づくり1回目から満足する家を建てるためにわたしたちがしたこと「ふりかえり」を紹介しました。

ふりかえりでは、KPTを使って、Keepすること、Problemと思っている事、Tryする候補を家族で共有しました。

Try候補から本当にTryすることを決めるときに、Try候補を見ていて疑問がありTryの決定を見送りました。

Try候補の疑問を解決するために、インセプションデッキを作成することを決めました。

てるぼうず

家づくりの最初に「ふりかえり」をして、自分たちが気に入っていることと、イヤだなと思っていることを家族で共有できて良かったです。

また自分たちの価値観の基準、なにかを決めるときの指針が必要だなと気づきました。

このあと、インセプションデッキを作成することで、迷走することなく家づくりをすることができました。インセプションデッキについては、また今度お話しします。